ナンパと恋愛と自分

今年に入るまで数年交際した彼女がいた。
交際中はナンパはしておらず、最近は徐々に復帰してしまっている。

正直ナンパは卒業したと思っていた。

数年前は成功する高揚感や受け入れて貰えた安心感が中毒になり、年に数十人という生活を送っていた。

だが自分自身が大人になり、それだけではないことが良く分かるようになってきた。
相手を楽しませて後悔させないのがPUAだと考える人もいるだろう。
しかし正しい判断と過程を踏んだとしても、一部の女性には辛い経験となるのだろう。

相手が自分に求めることを僕は叶えてあげられないことの方が多い。

交際することも結婚も。

あるいは交際も結婚も求めない女性は、短期的な身体の関係を僕に望んだと言える。
それはウィンウィンだと言えばそうなるが、僕自身が消費されてるとも言える。

感情を揺さぶり驚かせ楽しませ、誘惑し身体の関係を結ぶ。

それらはある意味女性に対するサービスだ。

彼女たちは僕自身のことでは無く、目の前でサービスを続ける遊び人としての僕に用事があるだけに過ぎない。
サービスを止めた途端、僕は不要な存在となる。
それは僕にとっては寂しいことだと思える。

そんな愚痴を垂れ流す僕だが、10代を含めてもナンパ以外で知り合った女性と交際した事が2度しかない。
恥ずかしながらナンパ以外で彼女を作る方法が分からない。